品管歴1年半、食品表示検定中級合格者が実際に食品表示を作ってみた結果【無理ゲー】

仕事

2019年6月に行われた『第19回食品表示検定中級』になんとか合格し、その後資格を活かせる会社に転職しました。(執筆中)

食品表示検定の中級を品管歴1年のひよっこが受けてみた【後日談あり】

2019年3月25日

 

そして、入社していきなり「一括表示を作ってほしい」と頼まれ、作ることになりました。

前職では、原材料の変更があった際に仕様書を見直したりちょっと順番を入れ替えたりする作業は行っていました。

ですが、今回は仕様書なし、原材料規格書や産地証明書などの資料も全く0の状態から作成します。

現在在籍している会社の人は、みんな嫌がって放置していたので無法地帯でした。

今回は、新人の私が食品表示を作ってみた結果を報告したいと思います。

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結果:難しすぎる

とにかく難しかった、この一言に尽きます。

 

正直ちょっとナメてました。

 

何が難しいのか

0から作ったことがないのでそもそも慣れていない

フォーマットを作るところから始めました…。本当に手付かずだったんですね。(笑)

 

まずはレシピをもらって、店長さんなど現場の方に実際のレシピともらったレシピに相違がないかの確認。

それと、店舗に赴き仕入伝票を見せてもらいどの原材料を使用しているのか、その原材料のメーカー名と仕入れ先をチェック。

そのあと、各仕入れ先にメーカー名と原材料名を伝え原材料規格書を依頼。この原材料規格書、依頼してから実際にもらうまでに結構な時間がかかるんですよ。

 

早くて1週間、遅ければ1か月ぐらい。

 

しかも、「この日までにくださいね」って連絡していても連絡が返ってこないことも多々あり、催促の連絡も入れないといけない。

そのために、いちいち仕入れ先ごとに原材料をリストアップして、これはこの日までにくれる、これはまだ来てないからこの日に確認の連絡(というか催促)をする、みたいな面倒な作業をしないといけないんですよね…

 

いままでのジャンルと違うのでいろいろな知識がない

いままでは限られた何種類かの商品を作る工場で働いてたので、その商品に使う特定の原材料しか扱ったことがなかったんですよね。

 

しかも規格書って新たに1から商品を作るってなったらちゃんと1から作らないといけないけど、だいたい新商品を商品化することってめったにないので、偏った知識しかないんですよ…。

 

品質管理・品質保証で必要な自社商品に関する知識って働いていく中で徐々に身に着けていくものだと思ってるんですが、全く別の商品(しかも数ブランド展開していてジャンルもまちまち)を作る会社に入社した私はそもそもの知識が全然足りてなかったんです。

 

めっちゃ苦労しております…

 

作ってから気づくこと・詳細を知ることが多々ある

食品表示検定の中級を受けた私ですが、テスト前にとにかく頭に詰め込んで、テストが終わったら抜けていってしまったこともたくさんありまして…(笑)

 

例えば、原料原産地って中間加工食品の場合は最終加工地でいいから産地証明書もらわなくてもいい とか、私の場合、そういうのって実際にやってみて「そういえばそうだったよな~」っていう体験をしないと全然定着していかないんですよね。

 

添加物の書き方がややこしい

添加物って4種類ぐらいあって、表示方法も物質名だったり一括名だったり用途名と物質名を併記したり、そのルールが事細かくあったと思うんですが、テスト終わった瞬間それも全部忘れてしまっていまして(笑)

あらためて認定テキストを読み漁って、そこで足りない情報はネットで消費者庁や厚生労働省のホームページを探して関連する情報を見つけてそれを読み漁って、の繰り返しです。

あまりにもややこしすぎるので別記事でまとめてみました。↓

 

時間がかかって仕方がない…

 

原材料と一般飲食物添加物の見分けがつかない

あと、「一般飲食物添加物」ってのもややこしいですね。

テストのときはこの名前だけをひたすら覚えましたが、どういったものが一般飲食物添加物なのかまでは全然調べもしませんでした。

テキストに書いてある例だけさら~っと読んだだけですね。

 

例えば、ゼラチンは一般飲食物添加物のリストに添加物製剤って書いてるけどうちの商品でこの使い方をしている場合は原材料なのか?添加物になるのか?っていうのを調べるのにめちゃくちゃ時間がかかりました。

 

結局調べてもわからなかったんで、最寄りの保健所に問い合わせ、「原材料でいいと思いますよ~」っていう回答をもらいました。

(条例とかもありますし、地域によって違うかもしれないので同じ状況の方は自分で一度問い合わせてみてくださいね。)

 

乳製品の原材料の書き方がややこしい

テスト時、乳製品もややこしかった記憶があります。

ややこしいな~と思っただけで、詳細までは覚えていません…

 

クリームと呼んでいいのは乳脂肪分が○%以上のもの とか、乳等を主要原料とする食品 とか、あまり聞きなれてないものがたくさん出てきて混乱します。

 

慣れって大事ですね。

 

砂糖の表示方法がわからない

砂糖って表示方法がややこしかったじゃないですか。これもややこしいということしか覚えてません。

こちらも別記事でまとめてみました。

詳しい砂糖の表示方法は『砂糖の食品表示ってややこしくない?種類から個別表示の方法まで徹底的にまとめてみた!』をどうぞ。

砂糖の食品表示ってややこしくない?種類から個別表示の方法まで徹底的にまとめてみた!

2019年11月7日

 

グラニュー糖とか粉糖とかもうわかりませんよ、お菓子の表示なんて作ったことないんですから…

 

製造者と販売者をどうするのかなかなか決まらない

製造者と販売者、これもややこしい。

 

テキストでは、販売者は表示に責任を持つ者で、消費者からの質問に答えられる者 みたいな感じで書かれていたと思いますが、これをどう書くのか決めずに販売しちゃってる商品があるんですよ。

 

これって品管の仕事じゃなくない?もっと上の人たちで話し合って決めることなんじゃ…?

(無知すぎてOEM先に嫌な部分全部押し付けられてるだけじゃないですか…)

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官能検査の基準がわからない

官能検査も前の工場ではやってましたが(やっているということにしていましたが)商品が違えば基準も変わっちゃいますよね。

それをまた1から調べて…ていうループ。

 

仕事時間の大半は調べものしてるんじゃないかなっていうレベルです。

 

原料に使っているお酒の表示方法がわからない

これもわからなくて、電話で行政に問い合わせました。

電話しすぎて名前覚えられてるんじゃないかなと思います。

 

一度保健所に電話したらお酒のことまでは分かりません~って言われたので、お酒の表示といえば国税庁だから地域の税務署に聞けばいいのか!って思ったんですが、自動ガイダンスが流れてきて、そういう表示に関することは選択肢にすらありませんでした。残念。

 

日を改めて消費者庁に電話しましたよ…リサーチ力ないんです、ごめんなさい。

【2020年1月31日 追記】

税務署のガイダンスを改めてちゃんと聞いてみたら、お酒の表示や販売に関する営業許可の問合せができる窓口がありました。

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ジレンマが多い

知識が足りないのでいちいち調べたり聞いたりしないといけない

さっきからちらほらと書きましたが、知識がないのでいちいち調べたり聞いたりしないといけなくて、その分時間がかかるんですよね。

 

ネットがなかったら行き詰まってたと思います。

 

版下データ(パッケージのデザイン)なども集めたりするんですが、発売する商品の規模(?)によってバーコードがついてたりついてなかったりするんですよね。

このバーコードを付けてほしいっていう依頼も社内の人からされるんですが、それは果たして品管の仕事か…?

 

でも、とりあえず調べましたよ。

バーコードの作り方、運用の仕方を知りたい方は『JANコードの作成方法と運用手順を徹底解説【バーコードも作成できる】』をどうぞ。

JANコードの作成方法と運用手順を徹底解説【バーコードも作成できる】

2019年11月5日

 

 

原材料規格書がなかなか集まらない

催促の連絡なんか、する方もされる方もいい気分にならないのは確実なので期日は守ってほしいですね…

 

自社フォーマットだと半月以上かかる

自社フォーマットのいいところは、全部自社フォーマットの原材料規格書にそろえてしまえば、どこに何が書いてあるのかが統一されるので、商品規格書を作るときや後から何かを確認するときに見やすいんです。

でもやっぱりどの企業さんも忙しいみたいで、なかなか時間がかかるんですよね。

 

かといって相手の会社のフォーマットだと足りない項目がある

これは私のミスですが、配合比が入っていない規格書をもらうことがあるんですよ…

商品規格書を作りたいので規格書ください言うたら配合比は必須です。(笑)

秘密保持契約がいるなら最初からそう言ってよっていう話ですよね。

 

まあ私が最初に配合比入りのくださいって細かいとこまで言わなかったのが悪いんですが…

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すべての問題を解決するには?

さて、ここまで問題といいますか、愚痴のようなものを書き連ねましたが、どうすればもっとスムーズに規格書が作れるんでしょうか?

 

知識を蓄える

セミナーに参加

ネットで調べれば行政や企業がセミナーを開催してます。

無料のものもあれば、有料のものもあります。

 

無料なら時間さえあれば参加できますし、会社が寛大なら経費を使って有料のセミナーに参加することもできます。

知識は大事です。

 

消費者庁ウェブサイトを読み漁る

食品表示のことって消費者庁以外にも厚生労働省や農林水産省などなど、いろんなところがかんでるのでややこしかったりするんですが、基本は消費者庁のウェブサイトに何でも載ってるんで、それを読み漁るのが1番です。

(コーデックスと規格基準は厚労省っていうのもややこしい。)

 

ほかの食品の表示を見る

実際に一括表示の部分を作っていると「あれ、これどう書くんだっけ?」というものが多くあります。

仕事以外の時間で仕事に関係することをするのは嫌いなんですが、自分が買った食品の表示を確認しておくのは結構いい勉強になります。

 

まだ旧表示のものもあるのですべて参考になるとは限らないんですけどね。

 

原材料規格書を集めるスケジュールには余裕を持つ(笑)

 

やっぱり1から原材料規格書を集めて商品仕様書を作成するには結構時間がかかります。

記録に残すためにメールでやり取りするのが大事ですが、メールだけだと相手が見てなかったり見てても忘れてしまったりしそうなんで、メール後と電話を併用するのがベストですね。

私も今後はそうします…切実に期日に間に合わない(笑)

これについては戒めの意味も込めて別の記事にまとめてみました。(執筆中)

 

それと、スケジュールには余裕を持っておかないと後々大変なことになるので、急ぎじゃないなら余裕を持つのは大切です。

ミスのもとにもなりますからね。

 

まとめ

  • 経験・知識 はとても重要。わからなければ最寄りの保健所等に問い合わせる(絶対に表示ミスがあってはならない)
  • 時間には余裕をもってスケジューリングを。連絡はメールと電話を併用する。

この2つに尽きます。

ほかの食品表示を作っている人からしたらそんな初歩的なことで…って思うかもしれませんが、私はもうタジタジです。

慣れるまで頑張るしかないですね…

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