食品表示検定とは、食品表示に関する検定です。
食品表示検定に合格すると、「食品表示診断士」を名乗ることができます。
求人票にも、応募条件に「食品表示作成経験のある方、もしくは食品表示診断士の資格をお持ちの方」と記されるぐらい、食品業界では重要視されている資格です。
今回は、高校・短大両方ともがっつり文系で、今の仕事に就くまで「品質管理」「品質保証」という単語すら知らなかった私が、いきなりこの食品表示検定の中級を受けることにしたので、ここに記録していきます。
[追記 2019年7月10日]
無事合格でした!勉強方法をまとめてみましたので、良ければ合わせて読んでみてください↓
[追記 2019年10月31日]
転職も無事終了し、実際に表示を作ってみました。過程が気になる方はコチラ↓
もくじ
なんで食品表示検定を受けることにしたのか?
単刀直入に言うと、転職に有利そうだから
転職を考えている、というのは自己紹介の時に書いたのですが、
「食品表示検定資格をお持ちのお方は未経験でも優遇」
「応募資格:食品表示検定中級以上をお持ちの方」
みたいなのがちらほらあったんですよね。
この資格持ってたら転職に有利なんじゃね?と思ったわけです。
実際、いま食品表示法の一部が改正されて猶予期間中なのですが、うちの会社でも包装容器に表記されている原材料とか栄養成分の表示とかの変更作業を行っています。でも私はまだ品質管理の仕事をして日が浅いので、その業務には携わっていません。
この業務に携われていたら、転職でももっと有利になるんだろうなーと思っていたんですが、やらせてください!と出しゃばるのは嫌でしたので…(というか自ら仕事を増やしたくなかった)
今のまま転職してもちょっと不安だから
品質管理の仕事に就いてから1年ほど経ちましたが、正直にいうと自分一人ではまだなにもできる気がしません。
いろいろ教えてもらって、アドバイスももらっているからこそ何とかやって行けてますが、転職した先でもそういう人がいてくれるとは限りませんからね。
経験者=即戦力 みたいな感じで採用されたのに使い物にならない、なんてことになりたくないので、必要最低限の知識は身につけておいたほうが無難だろう、と思った次第です。
食品表示検定とは何ぞや?
食品表示に関する検定です
冒頭でも触れましたが、そのまま、食品表示に関する検定です。
初級・中級・上級 で難易度が異なり、受験対象者も異なってきます。
受験の申し込みは食品表示検定協会のホームページから行うことができるそうです。
初級
初級の受験対象者は、
・食品表示を理解し、商品を選択したい消費者の方
・食品の生産、製造、流通業などに勤務する食品表示の初心者の方
・食品業界、スーパーに就職活動をされる方
引用:食品表示検定協会
となっています。前回の合格率は63.1%です。
年に2回、試験を行っています。
中級
中級の受験対象者は、
・食品表示の知識が必要とされる食品の生産、製造、流通の現場で仕事をされている方
・食品業界の品質管理ご担当の方
引用:食品表示検定協会
となっています。前回の合格率は48.6%です。
初級と比べ、いきなり合格率が下がり50%を下回りました。
こちらも初級と同様、年に2回試験を行っています。
上級
上級の受験対象者は、
・食品表示を製作する部門の責任者、実務者の方
・食品表示が正確かどうか検証する部門の責任者、実務者の方
・食品表示の相談を受ける方(公的機関、コンサルタント)
引用:食品表示検定協会
となっています。こちらは中級合格者のみ受験が可能です。
前回の合格率は12.1%です。低すぎる…
こちらは年に1回のみ試験が行われています。
これだけ合格率が低いのに年に1回とか何事…
どうやって勉強するの?
専用のテキストが必須
「認定テキスト」というものがダイヤモンド社から出版されています。
テキストの購入はこちらから↓
初級はテキスト、問題集の2種類がありますが、中級と上級はテキストのみです。
2年に1回ぐらいのペースで改訂され、試験の出題範囲も改訂されるたびに少しずつ変わっていくみたいなので、購入する際は最新のものかどうかのチェックをお忘れなく。
これをひたすらに読む?暗記する?という勉強の仕方になるみたいです。
[追記 2019年6月29日]
第19回食品表示検定中級を受けてきました。個人的に感じた出題傾向をまとめてみましたので、興味のある方はぜひ併せて読んでみてください↓
「受験対策セミナー」がある
試験を主催する食品表示検定協会認定のセミナーが講師を務める受験対策セミナーが実施されているみたいです。
初級は受講料¥5,100 中級は¥10,300(2019年3月現在) です。高っ!
このセミナー、中級は丸一日かけてテキスト全てを解説するみたいです。恐ろしい…
そして過去問がもらえるみたいです。これでテキストと合わせて勉強できますね。
過去問をみたら、テキストのどの辺がどんな感じで出てくるのか何となく予想できるので、勉強しやすくなるみたいです。
たしかに、食品表示検定協会のホームページには、過去問もあることにはありますが5問程度しかないんですよね、こういうことだったのか…
とりあえず受験する級は中級、テキストのみで勉強することにした
求人で初級だけ持ってるより中級をもってたほうがよさげだった
これはあくまで私がそう感じたというだけなのですが、食品表示検定を応募要項に出している求人ってだいたい「中級以上」って書いてあった気がするんですよね。
履歴書を書く時でも、この資格は〇級以上なら履歴書に書けるけどそれ以下なら書かないほうが良い みたいな感じなのかなーと思ったんです。個人的な意見です。
何回も受験するのが面倒くさい
勉強があまり好きなほうではありませんし、時間をとるのも大変なので、とりあえず初級をすっ飛ばして中級から受けることにしました。
それで落ちてしまったら元も子もないんですが(笑)
セミナーには参加いたしません
だって高いんだもの。それにセミナー受けたからって絶対に合格するってわけでもないんでしょ?
ということで、とりあえずテキストだけでやってみようかなーと思います。
ただ、この資格について色々調べていたら、ブログで「こんな風に勉強して無事合格できましたよー!」っていうようなのが結構出てきたんですよね。
その人たちは、ほぼほぼセミナーに参加していました。(笑)
まとめ
今の会社がそこそこ嫌な会社なので早く転職したい。
転職に有利そうだから資格を取る。
でも、お金も時間もあんまりかけたくない。
じゃあ手っ取り早く飛び級してしまおう!
落ちたら元も子もないけど、受かったらいいなー。
そんな感じです。
受験してみた感想とか、合否が出ましたらまたこのブログにアップしたいと思います。
[追記 2019年7月10日]
無事合格でした!勉強方法をまとめてみましたので、良ければ合わせて読んでみてください↓
[追記 2019年10月31日]
転職も無事終了し、実際に表示を作ってみました。過程が気になる方はコチラ↓