こんな方のために、ファンシーラットがどんなペットなのか、大きさ・鳴き声・なつきやすさ・気になるにおいを解説していきます。
我が家では、現在1歳2か月のダンボラット(ファンシーラットの中でも耳が下の方についている種類)の瓜ちゃん(オス)を飼っていまして、瓜ちゃんと過ごしてわかったファンシーラットの飼いやすさ・可愛さを紹介していきたいと思います。
もくじ
ファンシーラットとは?
ファンシーラットとは、一言で説明するとペットとして飼いやすいよう交配されたドブネズミです。
ドブネズミと聞くと悪いイメージを持ってしまいがちですが、ペット用に交配されたかわいい子たちです。
ファンシーラットとドブネズミの違い
最初に説明しておきますと、ドブネズミは一般的に不衛生なイメージがありますが、実際には、ドブネズミが汚いのではなく、ドブネズミが生息している場所が不衛生なだけです。
例えば、ゴミ捨て場・下水の配管の中・普段掃除することのない屋根裏などで生活をしており、そこで食べたり触れたりしたものが不衛生なため、病原体などを持っていることが多いです。
それに比べファンシーラットは、ペットショップやブリーダーさんが飼育・繁殖を行っているため、生活する場所も清潔なゲージ内になります。
なので、ファンシーラットは一般的なドブネズミが持っているような病原体などは持っていません。
ペットとしての飼いやすさ
まず、ペットとしての飼いにくさとは何でしょうか?
- 散歩などの手間がかかる
- ワクチン接種が必要
- 餌が特殊で手に入れにくい・高額
- ペット保険の加入が必要
- 鳴き声がうるさい
- 体臭・排泄物が臭い
- 飼うのに許可が必要
- 生体の値段が高い
- 凶暴な習性で世話をする際よくケガをする
- あまり人に慣れない
- 病気にかかりやすい
- トイレを覚えられない
私のイメージでは、こんな感じです。
ファンシーラットは、
- 散歩などの手間がかかる → ×部屋の中での散歩でOK(なくてもいい)
- ワクチン接種が必要 → ×ワクチン接種の必要なし
- 餌が特殊で手に入れにくい 高額 → ×実験用ラットの安価なペレットやスーパーでも売っているハムスター用でOK
- ペット保険の加入が必要 → ×加入の必要なし
- 鳴き声がうるさい → ×とても静かで、ほとんど鳴くことはない
- 体臭・排泄物が臭い → △体臭はほぼなし・掃除を怠らなければそれほど臭くない
- 飼うのに許可が必要 → ×必要なし
- 生体の値段が高い → ×500円~2000円ほど
- 凶暴な習性で世話をする際よくケガをする → △噛むことはあるが出血することは稀
- あまり人に慣れない → ×個体差はあるがとてもよく慣れる
- 病気にかかりやすい → △呼吸器系は弱いがケージをきれいにしていれば基本的に大丈夫
- トイレを覚えられない → ○個体差がある(我が家の瓜ちゃんは覚えられなかった)
こんな感じです。
飼い主として気になるのはトイレを覚えてくれないところですが、鳥のようにうんちが柔らかいわけではないので、いろんな場所にされたとしても比較的掃除は楽です。
総合的に見て、ペットを飼ったことがない初心者でも飼いやすいのではないかと思います。
ファンシーラットはハムスターよりも大きい
ファンシーラットはどれぐらいの大きさなのか気になる人も多いはず。
最初に言ってしまいますと、「成人男性の手のひらに乗るか・ちょっとはみ出るか」ぐらいの大きさです。
ゴールデンハムスターよりも大きく、モルモットと同じ・もしくは少しスリムな体系をしています。
ファンシーラットの鳴き声はとても小さい
ファンシーラットは、個体差もありますが基本的にあまり鳴くことはありません。
なので、鳴き声が近所迷惑になることはほぼないです。
どんな時に鳴くのか?
ファンシーラットは基本鳴きませんが、うちの子の場合は不満がある場合・怖いときに鳴きます。
例えば、今は抱っこされたくない!というタイミングで抱っこしたとき・普段いかない場所で抱っこされたときなど…
ほかは鼻息のような鳴き声のような、耳を澄まさなければ聞こえないような声(?)の時もあります。
ファンシーラットのなつきやすさは?
ファンシーラットはなついてくれるのでしょうか。
これもファンシーラットによりけりですが、小さいころから積極的に触れ合うことで慣れさせることができます。
べた慣れしたファンシーラットは、ハムスターとは比べ物にならないぐらいにベッタリなついてくれます。
我が家の瓜ちゃんの場合は、小さい頃はケージの奥の方で小さくなり、ご飯も手から受け取ることすら怖がっていました。
ですが、少しずつ嫌がらない程度に様子を見ながら、手からご飯を渡して手のにおいを嗅がせたり、頭をそーっとなでたりして慣らしていきました。
その結果、現在では、餌の手渡しやナデナデはもちろん、足に上ってきたり後をついてきたりします。
抱っこは嫌がらないときもありますが、タイミングをミスったりしつこく抱き続けていると嫌がります。
ファンシーラットの気になるにおいは?
鳴き声が小さくても、においが強烈だと近所迷惑にならないか心配になりますよね。
近所までにおいが漏れなくても、飼い主側も困ります。
ファンシーラットのにおいはどんなもんなんでしょうか?
体からにおいが発せられることはあまりない
ファンシーラットの体から特別臭いにおいが発せられることはありませんが、しいて言うなら自分のおしっこがついたりすることがあるので、ちょっとおしっこ臭いです(笑)
うちの瓜ちゃんの場合だと、ケージに入れてあるいぐさ布団の上でシャー…っとしていることがあるので、そのうえですぐに寝たりすると濡れるしにおいもつきます。
この辺はトイレを覚える子と覚えない子、きれい好きな子とずぼらな子で分かれてくるのではないかなと。
排泄物のにおいは?
うんちについてはそこまで匂いはしません。硬さはファンシーラットさんが踏めば変形するけど足の裏についてべちゃべちゃするほどではありません。
そしてすぐに乾燥して固くなっていくので掃除は比較的楽ですし、においもなくなってきます。
たまに下痢をしますが、それはちょこっと臭いです。
我が家の瓜ちゃんの場合は、普段あまり部屋んぽ(お部屋での散歩)しない場所に行ったりすると怖いのか下痢をします。
ファンシーラットさんによると思いますが、あまり下痢が続くようなら病院で診てもらってください。
おしっこについては、イメージ通りのにおい(笑)といったところでしょうか。
特別臭くはありませんが、ケージの掃除を怠るとプ~ンとしたにおいが部屋に広がっていきます。
この状態は飼い主的にもファンシーラット的にもよろしくありません。
我が家の瓜ちゃんの場合は、たまにオナラもします。そこまで強烈ではありませんが、腐りかけのゆで卵みたいなにおいで可愛いです。
まとめ:ハムスターとの比較
ファンシーラットとハムスターを比べた結果、
- ペットとしての飼いやすさ:ハムスターと同じぐらい
- 大きさ:ハムスターよりも大きい
- 鳴き声:ハムスターと同じく小さい声で、ほとんど鳴かない
- なつきやすさ:ハムスターよりもなつきやすい
- におい:体臭・排泄物ともにハムスターより少し臭いが、世話を怠らなければ大丈夫
毎日のお世話といっても、ケージ内の排泄物をきれいにする程度です。
時々ケージをばらして、お風呂のシャワーでお湯をかければプ~ンとしたにおいもなくなります。
これが大丈夫なら、ハムスターよりもなつきやすいファンシーラットを飼うのをオススメします!
ファンシーラットを飼い始めるなら…
ファンシーラットを飼い始めたい!と思ったあなたに読んでほしい記事です。↓
「最近ファンシーラットが人気らしいけど、どんなペットなんだろう?大きさやなつきやすさは?」
「ファンシーラットを飼いたいんだけど、マンションでも飼えるかな?鳴き声やにおいが近所迷惑にならないか心配」
「ファンシーラットが気になってるんだけど、ハムスターとどう違うんだろう?どっちをペットにするか迷うな…」