「生まれたての子猫にあげるミルクはどれがいいんだろう?種類が多くてどれにすればいいのか迷う…」
「子猫の体にいいミルクをあげたい!実際に育ててる人はどのミルクを使ってるんだろう?」
「生まれたての子猫を拾ったんだけど子猫用ミルクが手元にない…牛乳で代用しても大丈夫かな?」
生まれたての子猫を育てることになった人なら、こういった疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか?
これを読めば、
- 子猫にどのミルクをあげればいいのか
- 牛乳などミルクの代用としてあげられるものは何なのか
- 哺乳瓶の選び方・飲ませ方
がわかるようになっています。
今回は、生後5日の子猫を実際に育てた経験のある筆者がおすすめのミルクを紹介・比較していきます。
オススメの哺乳瓶や飲ませ方についても解説していきます。
生まれたての子猫の育て方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
もくじ
比較する子猫用ミルク
ペットショップなどで並んでいる子猫用ミルクはほとんどが粉タイプなので、粉タイプしか存在しないと思われがちですが、実は粉タイプとリキッドタイプの2種類があります。
今回は私が実際に使っていた粉タイプ3種類とリキッドタイプ1種類を比較していきます。
ワンラック キャットミルク
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どこのペットショップでも売っている一般的な子猫用粉ミルクです。
大容量で値段も安く、子猫を何匹も育てることになった場合はこれがいいかもです。
我が家のもんちゃんの場合は、譲り受けたのが本来の予定より早くなり、しかも平日の夜でした。
なので、急いで閉店間際のペットショップへ駆け込み購入したのがこのワンラックのキャットミルクでした。
そのペットショップにおいてある子猫用ミルクはこれしかなく、たぶん一番メジャーな商品なのではないかなーと。
ワンラック ゴールデンキャットミルク
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ペットショップでは取り扱っているところと取り扱っていないところがあります。
通販サイトではどこでも売っているので、時間に余裕があるなら通販で買うのが1番確実です。
先に紹介したワンラック キャットミルクとの違いは、含まれている栄養成分の違いです。
こちらの方が色々な栄養成分が含まれているのでお値段は少し高くなります。
もんちゃんを引き取る前に、別の保護猫を保護団体から譲り受けようかなと思っていて保護団体の方とよく連絡を取っていました。
その後もんちゃんを譲り受けたことを伝えると、親切におすすめのミルクを教えてくれました。
それがこのゴールデンキャットミルクです。
このミルクに変えてから、若干ですがもんちゃんの食いつきがよくなったように思います。
子猫によって好き嫌いとかもあるかもです。
ですが、我が家に来てからウンチが全然出ず、5日に1回出るか出ないかぐらいの完全な「便秘」になってしまい、動物病院で診てもらうことに…
子猫が便秘になってしまった!という方はこちらで排泄の促し方を解説しています。(執筆中)
いろんな排泄の促し方を試してみたけど便ぷがよくならない!という方は、最寄りの動物病院へ行くかこの記事の下の方で紹介している方法を試してみてください。
ちなみに、同じくワンラックからさらに栄養成分が含まれているキャットミルクが発売されています。
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私はゴールデンキャットミルクで十分かなーと感じたので使用しませんでしたが、気になる人は使ってみてもいいかもです。
ただしコスパは悪くなります。
森乳 初乳
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初乳とは、生まれてきた子猫が初めて口にする母猫の母乳のことです。
生まれて間もない子猫は、母猫の母乳から免疫力などを得ますので、初乳が飲めないことは子猫の成長に大きく関わります。
この森永 初乳には母猫の母乳に似た成分が含まれている、とのことです。
こちらの森乳 初乳も保護団体の方から紹介されて使っていました。
ですが、その後もんちゃんが便秘がちになり、動物病院へ行った際に「それたぶん意味ないよ。」と動物病院の先生に言われました。
曰く、
- 初乳とは初めて口にする母乳のことで、特別な成分が含まれているわけではない
- 犬(雑食)・猫(肉食)…など、異なる食性の動物すべてに適合するのは理論的におかしい
とのことでした…
人によって賛否両論あると思うので、自分がいいと思うものをあげればいいのではないかなと。
エスビラック リキッド・猫用
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数少ないリキッドタイプの子猫用ミルクです。
ペットショップに置いているのを見たことがないのですが、都会の大きめの店舗ならあるんでしょうか。
通販サイトならどこでも売っているので通販サイトで買うのがベストです。
こちらはもんちゃんが便秘で動物病院に行った際に動物病院の先生からヒントをいただきました。
曰く、
と…
そこで、「じゃあ初めから液状で売られているリキッドミルクをあげればいいのでは?」となりまして、通販サイトを探した結果このエスビラック リキッド・猫用 にたどり着きました。
粉ミルクは生まれたて子猫が便秘になりやすい
基本的に生まれたての子猫でも少量ですが1日1回程度ウンチをします。
何度かもんちゃんの便秘についての話が出てきましたが、子猫も便秘をします。
とくに、人工保育だと便秘になる確率が高くなります。
というのも、先ほどリキッドミルクの紹介の際に説明したように、粉ミルクは粉をお湯でとかしていますので、子猫の体の中で分解されると粉と水に分かれてしまいます。
生まれたての子猫の場合はミルク以外のものは基本口にしませんので、水はおしっことして出てしまい、残った粉が固いウンチになってしまいます。
ですが、はじめからリキッドタイプを使えば液体なのでウンチはあまり固くなることはありません。
我が家のもんちゃんの場合ですと、リキッドタイプのミルクを導入してからしばらくはそればっかり飲ませていました。
すると今度は下痢気味のウンチをするようになってしまったので、試行錯誤した結果「粉ミルク→粉ミルク→リキッド」というサイクルであげるようにし、いい感じの硬さのウンチが出るようにしました。
素人判断なのですべての子猫に向いているとは思いませんが、実際にそれで何とか現在生後4か月まで育ってきているのでもんちゃんにはこの方法があっていたのだと思います。
子猫が便秘気味の方はぜひ粉ミルクとリキッドミルクの併用をしてみてはいかがでしょうか。
オススメの哺乳瓶と飲ませ方についてはこちらの記事の中で解説しています。
ミルクは子猫用じゃないとダメなのか?牛乳は?
夜中にいきなり子猫を保護した場合など、手元に子猫用ミルクがなくすぐに買いに行くこともできない状況の場合、代用できるものはあるのでしょうか?
方法としては2つありますが、どちらも緊急でやむを得ない場合の対処法なので、できるだけ子猫用のミルクをあげてください。
生まれたての子猫に何かあってからでは大変なので…
人間用の粉ミルクは?
人間用の粉ミルクと子猫用の粉ミルクは、似ていますが成分が違います。
子猫は乳頭という成分を分解するのが苦手で、下痢をする可能性もあります。
かといって、何も上げないと低血糖になって命にかかわりますので、2倍に薄めて緊急用として使ってください。
次の日、ペットショップなどで必ず子猫用のミルクを購入し子猫用のミルクで育ててあげてください。
下痢になった場合は急いで動物病院へ連れて行ってあげてください。
牛乳は?
牛乳にも乳頭が含まれています。
乳頭が少なめになるよう成分を調整しているものを選んで2倍に薄めて緊急用として使ってください。
こちらも緊急用ですので、ずっと牛乳で育てるのはおすすめしません。
下痢になった場合は急いで動物病院へ。
もしかしたら動物病院でミルクが売っているかも
割高にはなりますが、動物病院で子猫用ミルクが売っているかもしれません。
24時間スーパーやコンビニもダメもとで探してみてなかったら問い合わせてみるというのもいいんじゃないかなと。
まとめ リキッドと粉を併用がベスト
生まれたての子猫はやっぱり栄養面でも免疫力的にも、母猫の母乳で育つのが1番です。
ですが、やむを得ず人間がミルクをあげる場合は、子猫の体調に合わせて粉ミルクとリキッドミルクを併用するのがベストです。
こちらに便秘がちな子猫に試したい排泄の促し方をまとめましたので、あわせてどうぞ。(執筆中)