今年のバレンタインに彼女からもらったセダムのこけぴよちゃんですが、水やりの最中に先端がぽきっと折れたり、折れた先(こけぴよジュニア)から根っこが生えてくるのに1ヶ月ぐらいかかったりハチャメチャでした。
その後、遮光カーテンのあるリビングでテレビ台の端っこに置き様子をうかがっていましたが、こけぴよジュニアがちょっと徒長して、こけぴよは葉が3枚ほど枯れるだけで、何の変化も見られませんでした。
こけぴよジュニアは観葉植物の土で育てようかなーと思っていたのですが、フラフラで安定しなかったのと生えてきた根っこが徐々になくなっていきこのまま枯れそうになっていたので、こけぴよちゃんの隣で安静にしてもらっています。
親子もろとも、このまま枯れたり葉が全部落ちてしまったりするのは嫌なので、セダムが元気になる、欲を言えばもりもり増える土の配合と置き場所について調べてみました。
もくじ
セダムに適した用土ランキング
ざっと調べてみた結果、水はけがいい土が適しているとのこと。乾燥していれば、かなり過酷な環境でも育つので土は選びません。ほかのサイトで紹介されていた用土の配合5つをランキング形式でまとめました。
第4位(同率):赤玉土(小粒)2:鹿沼土2:ピートモス2:川砂2:燻炭2
初めてこの「川砂」を見たとき、「川で拾ってきた石を使うんだ~」と本気で思っていまいた(笑)普通に通販で売ってます。
白くて細かい砂で、水はけがよいのが特徴。
やっぱりセダムは水はけを良くしないとダメなんですね。
川砂に似たものに山砂というものもありますが、こちらは水持ちと肥料持ちがよいのでセダムには川砂のほうが適しているといえます。
もみ殻を低温で燻して炭化させたアルカリ性のものです。
吸水性があり水持ちがよくなる一方で、たくさんの小さな穴が開いているので通気性や水はけがよくなります。
また、炭なので腐葉土や肥料独特のにおいを消す効果もあります。
自分で作ることもできるみたいですが、ちょっと大変みたいなので通販やホームセンターで買うほうが無難ですね。
第4位(同率):赤玉土5割、腐葉土3割、バーミキュライト2割
腐葉土とは、枯れ葉や虫の死骸などが土に積み重なってできる堆肥です。
用土に混ぜることで通気性・保水性・保肥性をアップさせます。
地植えをする植物の場合は、表面に腐葉土を3センチほど盛っておくだけで暑さや寒さから根を守る保温効果や雑草対策もできる優れもの。セダムの場合は混ぜて使います。
購入の際は「カブトムシ幼虫用」の腐葉土とお間違いのないように!
バーミキュライトとは、「ひる石」という石を高温で焼いて膨張させた鉱石です。
小さい穴がたくさん開いている構造なので、吸水性と保水性のバランスがよく、保肥性もあります。また、断熱性と保湿性のバランスも優れています。
無菌のため、園芸では、挿し木や発芽などの病気に弱い状態の植物によく使われています。
第3位:鹿沼土(小粒)2:赤玉土(小粒)2:ピートモス2:川砂2:燻炭2
ピートモスは水持ちを良くし、土をふわっとさせる効果があります。
ピートモス自体は強い酸性なので、土全体に混ぜると土が酸性に傾きます。
注意点としては、
- 水持ちがよくなりすぎて根腐れする可能性があること
- 土が酸性に傾きすぎて植物が弱ってしまうこと
ぐらいです。
上記の配合通りに混ぜれば問題ないはず!入れすぎには注意しましょう、ということです。
(かぬまつち)と読みます。私は読めませんでした(笑)
こちらも酸性の土で、赤玉土よりもちょっと堅めです。
保水性と通気性が良いのですが、土が固いほうが長い間植え替えをしていなくても土が崩れていかないので水はけがよい状態を維持できます。硬すぎても根が張りにくいのでちょうどよい硬さにするために鹿沼土と赤玉土を同じ量混ぜるんですね。
ちなみに、鹿沼土も赤玉土と同じように大きさによって種類別で売られています。
第2位:赤玉土(小粒)5:腐葉土3:パーライト2
結構ちょくちょく出てくる赤玉土ですが、多肉植物や観葉植物はもちろん、盆栽にも使えます。
粒の大きさによって向き不向きがあるので、種類別で売られているのも特徴。
セダムの場合は、小粒を使用します。
パーライトは黒曜石パーライトと真珠岩パーライトの2種類があり、用途もそれぞれ違います。
- 黒曜石パーライト:水はけの悪い土壌に使用することで排水性を高めます。
- 真珠岩パーライト:水持ちの悪い土壌に使用することで保水性を高めます。
私が調べた限りでは「パーライトを使用する」ということしか書かれていませんでしたが、セダムは乾燥に強いので黒曜石パーライトのほうが向いているのではないでしょうか?(わからん)
もし機会があれば、黒曜石パーライトと真珠岩パーライトで生育状況に差があるのかも調べてみたい…(気になる)
第1位:多肉植物専用の土
用土の配合ランキングなのに、1位はすでに配合された土という結果になりました(笑)
私が100均で購入した観葉植物の土よりも、ネットでも売っている多肉植物専用の土のほうがセダムには適しています。
室内で小さい鉢を使って育てたい人にもうれしい1Lサイズもあるのが魅力的ですね。
ハイドロカルチャーは今回調べたどのサイトでもおすすめされていなかった
現在こけぴよちゃんとこけぴよジュニアはハイドロカルチャーで育てています。
この方法で育てている人がいないわけではないのですが、情報が少ないので困ったときに調べてみても対処法がなかなか見つからないんですよね…
しかも、この方法で育てている人の多くは多肉植物を育てた経験のある人がほとんどで初心者はほぼいませんでした。
土を使わないので世話が楽かな?と思いこの方法にしましたが初心者には難しかったです…
慣れたころに再チャレンジしたい!
セダムに適した置き場所は?
セダムは基本的に日当たりの良い環境で育てるのがベスト。日陰でも育ちますが基本的には日光が大好きなので、たっぷり日差しを当ててあげてください。そうすることで丈夫な株に育ち、葉の色つやも良くなります。
一方で、高温多湿に弱く雨に当たると枯れる品種なども多いです。最悪の場合、溶けてなくなってしまいます。
日本には四季があるので、1年中セダムに適した環境にしてあげるには、季節に合わせて置き場所を変えてあげましょう。
以上のポイントかをふまえ、季節に合わせたセダムの置き場所をまとめてみました。
春
春はセダムの育成期です。植え替えたり増やしたりするのに最も適した季節です。
雨のあたらない風通しの良い屋外か、風通しの良い室内の窓際に移動させましょう。
梅雨
梅雨はセダムが嫌う高温多湿な状態になってしまいやすい時期。
雨が当たらず、風通しのよい半日陰になる場所に移動させましょう。
夏
夏はセダムの休眠期です。この時期に水をあげすぎると鉢の中が蒸れて根っこが高温多湿状態になる可能性があります。
セダムは乾燥に強いですし、休眠期はそこまで水をあげなくても大丈夫ですので、水やりは控えめにしましょう。
そして日光浴大好きなセダムですが、夏の強い日差しはあまり好みません。葉焼けを起こしたり、株が弱ってしまったりするので、レースカーテンなどで直射日光が当たらない日差しの良い場所に移動させましょう。
秋
秋もセダムの育成期。春と同じく、雨のあたらない風通しの良い屋外か、風通しの良い室内の窓際に移動させましょう。
冬
冬は休眠期ですが、品種によっては寒さに強いものもあります。
寒さにそれほど強くない品種は霜や雪に当たって株が凍ると弱ってしまうため、室内に移動させましょう。
日当たりの良い室内であれば、寒さに弱いセダムも越冬することができます。
セダムは乾燥に強いので、夏と同じく水やりは控えめに。
肥料って使ったほうが良いの?
セダムは過酷な環境でも育つたくましい多肉植物です。ですので、肥料はあまり必要としません。
しかし、日当たりも風通しも良いのに発育がよくないなーというときは、肥料をあげる前に植え替えの時期がきていないか?根詰まりや鉢の中が高温多湿になっていないか?を確認してみてください。
それでもどうしても必要だという場合は、ゆっくりと長く効く固形の肥料を数か月に1回、育成期にのみあげましょう。
夏や冬の休眠期に肥料をあげると阿武が痛みますし、育成期でもあげすぎると肥料焼けを起こすのであげすぎには注意してください。
まとめ
セダムの発育には用土の配合や置き場所がとても大事だということがよくわかりました。
強すぎる直射日光、雨、高温多湿、霜や雪、水・肥料のあげすぎに気を付けないといけないってことですね。
難しい…
とりあえずハイドロカルチャーはやめます。